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花粉症

花粉症とは?

スギ、イネ科の植物、ブタクサなどの花粉を原因としたアレルギー性鼻炎の一種です。アレルギーの素質のある人が花粉を吸い込むと、抗原抗体反応が鼻の粘膜で起こります。その際に出るヒスタミンなどの物質が、鼻粘膜を刺激します。この異物を排出するための身体の働きが、鼻水やくしゃみといった反応として現れます。
春のイメージが強い花粉症ですが、それは主に3月から4月にかけて飛散する杉・ヒノキによるものです。1月から3月にかけてのハンノキ、4月から5月にかけて発生するケヤキ、夏には稲、秋頃にはブタクサやヨモギなど、季節ごとにさまざまな種類の花粉が年間を通じて飛散しています。
当院で血液検査で抗原となる花粉を調べることができますので、自分の花粉症にとってのアレルゲン(アレルギーの原因)が何なのかを特定することができます。

花粉症を予防・軽減するには?

花粉を遠ざけ、身体に入れないようにすることが第一です。
専用のマスクやメガネが市販されているため、それらを使用することで症状を抑えることができます。花粉がつきやすいニットやウール、フリースなど素材の服は避け表面がツルツルした素材の服を着て、家に入る前には体についた花粉をよく払うことも効果的です。
花粉が飛散している屋外ではなく、屋内に洗濯物を干すようにする、窓を開けっ放しにしないなど、できるかぎり家に花粉が入らないようにしましょう。また、疲労やストレスで体が弱ったときに症状が出ることがありますので、 日頃から規則正しい生活を心がけ、リラックスできる環境を整えることも必要です。

アレルギー性鼻炎 各症状の程度の判断基準

  軽症 中等症 重症 最重症
くしゃみ発作の1日の回数 1〜5回 6〜10回 11〜20回 21回以上
鼻をかんだ1日の回数 1〜5回 6〜10回 11〜20回 21回以上
鼻づまりの状態 鼻づまりがあるが、口で呼吸はしていない 鼻づまりが強く、ときどき口で呼吸している 鼻づまりがかなり強く、ほとんどの時間、口で呼吸している 1日中完全に花がつまっている

主な治療法

初期療法

強い症状が出る前に治療をはじめる「初期療法」

「初期療法」とは、花粉症であることがわかっている患者さんの例年の症状に合わせて、花粉が飛び始める1~2週間前からお薬の服用を開始する治療のことです。「初期療法」により症状が出る時期を遅らせ、花粉シーズン中のつらい症状を軽くし、また、症状の終了を早めることができます。

導入療法

症状が強くなってから治療をはじめる「導入療法」

花粉症治療を受けている患者さんの大半は、症状が強くなってから治療をはじめる「導入療法」を受けています。初期療法を受けずにひどくなってしまったり、初期療法の薬だけでは抑えることができなくなる場合、薬を追加したり、変更したりします。
花粉の飛散時期や個々の患者さんの症状やライフスタイル、御希望に合わせて、最適なお薬の組み合わせを選んでいきます。

維持療法

よくなった症状を維持するための治療、「維持療法」

初期療法や導入療法によりよくなった症状を維持するための「維持療法」も行っています。花粉の飛散中は治療の継続をおすすめしています。
毎年つらい花粉症でお悩みの方は当院にぜひご相談ください。

舌下免疫療法

スギ花粉症の原因となる抗原(スギ花粉)のエキスを舌の下に投与し、免疫力を獲得する「舌下免疫療法」も行っています。(※詳細は作成中です。)
まずは一度当院までご相談ください。

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